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最強コスパ。サイクルキャップをヘルメットの下にかぶる10の理由。

2022年9月7日


サイクルキャップはヘルメットの下にかぶる帽子です。

前傾姿勢の時に視界を広く確保するため、普通の帽子よりつばが短いのが特徴です。


使ったことがない方は

サイクルキャップって実際どうなの?

サイクルキャップかぶる意味ある?

と疑問に思いますよね。


実はサイクルキャップは、その機能性の高さに気がつくと手放せなくなります

なぜならサイクルキャップには多くのメリットがあり、使うとライドが快適になるからです。



今回は5年以上もライドのときは絶対にサイクルキャップを着けている僕が、サイクルキャップの10のメリットについて解説します。


サイクルキャップは1000~2000円程度で買うことができます。

この値段で多くの効果があるものは、そうはありません。

サイクルキャップをかぶって、快適にライドしましょう。



サイクルキャップの10のメリット

1、頭皮の日焼け対策になる

まずはサイクルキャップをかぶってもらいたい、最大の理由から解説します。

サイクルキャップは、頭皮の日焼け対策に必須です。

頭の日焼けなんて見えないし、俺には関係ない

なんて思った方は要注意です。

紫外線による日焼けのダメージは、着実に蓄積していきます。

その蓄積したダメージは、”ハゲ”や”白髪”の原因となるのです。

今は問題なくても、いずれ結果として現れます。

ハゲてから後悔しても遅いのです。

「日焼け対策」というたた1つの理由のためだけにでも、サイクルキャップ使う価値があります

全サイクリスト推奨です。


また「ヘルメットをかぶっているから日焼けはしない

なんてことはありません。

ヘルメットには風を通す穴があります。

その穴から紫外線が入り、頭皮は日焼けしてしまいます。

紫外線をなめてはいけません。


サイクルキャップで日焼け対策を確実にしましょう。




2、汗が垂れるのを防ぐ

サイクルキャップが汗を吸ってくれるため、額や顔に汗が垂れてくることを防ぎます


汗が垂れるとサングラスを汚したり、目に入ったりして視界の邪魔になります。

視界が確保できないことは、高速で走るロードバイクでは危険なことです。

また垂れてきた汗をぬぐためには、ハンドルから手を離さなくてはなりません。

そしてサングラスの汗を拭くなら、一度止まる必要があります。

汗が垂れることは非常にめんどくさいことなのです。

それを防いでくれるのがサイクルキャップ。

頭からの汗を吸いとるので、汗が垂れにくくなります。

そして吸い取った汗は、走っているあいだに風で自然に乾いてしまいます。

これがかなり快適です。


もう1つ汗を垂らしたくない理由があります。

それは顔に塗っている日焼け止めを落とさないためです。

汗自体で落ちるというのもありますし、顔をぬぐってしまうと簡単に日焼け止めが落ちてしまいます。


それを防ぐためにも、サイクルキャップで汗を垂れないようにしましょう。



3、日除けになる

サイクルキャップのつばが直射日光をさえぎり、まぶしさをおさえます


「サングラスで十分」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。

サングラスを着けていても、進行方向に太陽があるとまぶしいものです。


またサイクルキャップで直射日光のまぶしさを減らすと、可視光透過率の高いサングラスも選択肢に入ってきます。

可視光透過率は簡単にいうと、レンズがどれだけ光を通すかを表しているもの。

「可視光透過率が高い=色が薄いレンズ」です。

サングラスの色が薄いと、夕方やトンネルなど光が少ないシチュエーションでも使用できます。

つまりサイクルキャップでまぶしさを減らすと、色が薄いサングラスを使えます

そうすると1つのサングラスで、多くのシチュエーションに対応できるようになります。

サングラスのレンズの所持数を減らせるので、便利ですね。


あとサイクルキャップのつばは、額や目の紫外線予防にも役立つ点も見逃せません。



4、雨除けになる

サイクルキャップのつばが雨を防いで、視界を守ります。

1つ目のメリットの汗を垂れるのを防ぐのと同じような理由です。

サングラスに水滴がつくことや目に雨が直接入ることは、視界を奪うため危険です。

雨に関してはサイクルキャップの有無で、かなり差が出ます。

汗と違って雨は常に降ってくるため、継続的に視界を奪ってきます。

大雨になると前が見えない事態に陥ることも、、

それがサイクルキャップによってかなり軽減されるのです。

もちろんサイクルキャップはすべての雨を防げるわけではありません。

しかしサイクルキャップのつばは、多くの雨を防げます

サイクルキャップをかぶることで視界が確保できて、安全性が格段に上がるのです。



5、おしゃれアイテムとして、普段使いでも

おしゃれとして使っている方は多いかと思います。

サイクルキャップには実に多くのデザインがあります。

自分の好みにあったデザインのものが見つかるでしょう。

またワンポイントで個性が出せるため、おしゃれ度が格段に上がります

ジャージやヘルメットと違って、1000~2000円程度と手軽に買えるのもポイント

複数所持して、その日の気分やコーディネートに合わせて選んでもいいでしょう。

またおしゃれなものだと普段使いもできます。



6、髪型が気にならない

ヘルメットを直接かぶると、髪に変な癖がつくことがあります。

サイクルキャップをかぶれば髪の癖を防げるので、髪型を気にしないで済みます

またキャップをかぶったままお店に入れるので、キャップで髪型がペタッとしていても問題ありません

寝癖も気にしなくてOK。



7、虫の侵入を防ぐ

虫が髪に侵入することを防げます

ヘルメットの中に虫が入ると、普通に気持ち悪いです。

虫はヘルメットの中に容易に入ってくるのに、なぜだかなかなか外に出ていってくれません。

また虫がヘルメットから出ていったか出ていっていないのか気になって、ライドの集中力が下がります。

特に夏場のサイクリングロードは虫が大量発生することも、、

想像するだけで最悪です。

そんな虫の侵入をサイクルキャプで防ぎましょう。

サイクルキャップをかぶっていれば、虫がヘルメット内に侵入しても不快感は少ないです。

また虫が髪に引っかかって、なかなか外に出ていかない事態も避けることができます

虫嫌いな方は、特に重宝するでしょう。



8、ヘルメットが汚れにくい

汗や皮脂が直接ヘルメットにつかなくなるので、ヘルメットが汚れにくくなります


ヘルメットの汚れの多くは、汗や皮脂です。

汗や皮脂が付着して汚れると細菌が繁殖して、かゆみや肌トラブルの原因となります。

また放置していると、ヘルメットから嫌な臭いが、、

ヘルメットは頻繁に洗えませんし、洗うこと自体がめんどうです。

その点サイクルキャップは、簡単に洗うことができます

もちろん完全にヘルメットが汚れなくなるわけではありません。

しかし汚れるスピードは段違いです。

買い替えを考えても、高価なヘルメットよりも安価なサイクルキャップを汚したほうがいいです。

ライド中は想像以上に汗や皮脂を分泌しているものです。

サイクルキャップでその汚れから、ヘルメットを守りましょう。



9、ヘルメットのフィット感が良くなる

サイクルキャップが頭とヘルメットの隙間を埋めて、ヘルメットのフィット感がアップします。


頭の形や髪型は人それぞれです。

そしてヘルメットの形は、個人に合うように作っているわけではありません。

そのためどうしても頭とヘルメットの間に隙間ができてしまうのです。

隙間ができるとヘルメットのフィット感が悪くなります。

フィット感がいまいちだと、走行中にズレることも、、

気になってライドに集中できない原因になりかねません。

また落車などで衝撃を受けたときにズレてしまうと、ヘルメットの衝撃吸収の効果が下がって危険です。

なのでサイクルキャップで隙間を埋めて、ヘルメットをぴったりフィットさせましょう。



10、防寒対策になる(冬用)

冬用のサイクルキャップがあるので、寒い時期の頭部の防寒対策になります。


冬場は風をもろに受けるロードバイクにはつらい季節。

冬用のサイクルキャップは温かい素材で作られてるので、頭部を温めるには最適です。

耳までおおえるタイプもあるので、寒さに応じて使い分けるといいでしょう。






サイクルキャップの問題点と対処法

暑い、蒸れる

サイクルキャップを使わない理由で

暑い」「蒸れる

というものがあります。

これは使用したサイクルキャップの素材の問題かもしれません。

吸湿速乾性が高い素材を使うと涼しく、蒸れも減らせるでしょう。

具体的には、ポリエステルなどの化学繊維でできているものです。

(綿は汗は吸収しますが、乾きにくいためおすすめしません。)

またメッシュのものだとさらに涼しく、速乾性が高いのでおすすめです。

暑さや蒸れは吸湿速乾性が高いサイクルキャップを使えば、ほぼ解消できます。

化学繊維でメッシュになっているものを使いましょう。



つばが邪魔

つばがあると次のデメリットがあります。

  • 空気抵抗が大きくなる
  • 深い前傾姿勢だと前が見えにくい
  • ヘルメットのバイザーは使えない


空気抵抗が大きくなる

つばが空気の流れを悪くして、空気抵抗を増やします

つばで変わる空気抵抗の違いは、もしかしたら感じないかもしれません。

しかし確実に違いはあります。

レースなどでスピードを追求するときには、その差が結果を左右することも考えられます。


深い前傾姿勢だと前が見えにく

深い前傾姿勢になるとサイクルキャップのつばが邪魔して、視界を狭くすることがあります

サイクルキャップは普通の帽子と比べて、つばが短くなっています。

前傾姿勢に対応するためです。

しかし深い前傾姿勢を取ると、短いつばでも視界の邪魔になることがあります。


ヘルメットのバイザーを使えない

ヘルメットのバイザーは、つばが邪魔して使えません

最近はバイザー付きのヘルメットが増えています。

有名なものでいうとOGK KABUTOのAERO-R2。

エアロ性能を高めるために、バイザーを使用しています。

バイザーを外して使用することも可能ではあります。

しかし空気抵抗が増えて、せっかくの最高のエアロ性能を引き出すことができません。



対処法は3つある

これらの対処法は3つあります。

  • サイクルキャップを後ろ向きにかぶる
  • つばがないものを使う 
  • デメリットを気にしない


サイクルキャップを後ろ向きにかぶる

サイクルキャップのつばが後ろになるようにかぶります

これによりつばが邪魔で起きるデメリットを無くすことができます。

またつばを後ろにすると、首の後ろの日焼け対策になります。

(その代わりに、日除けと雨除けはできなくなりますが、、)


つばの無いものを使う

バンダナタイプやビーニーなどのつばがないものを使う方法です。


バンダナタイプは、布を巻き付けて着けるタイプのもの



フィット感を調節できるメリットがあります。

また、首の後ろの日焼け対策になります。

(もちろん日除け雨除けはできません。)


もう1つがビーニー



サイクルキャップからつばをとったような形のものです。

ビーニーはヘルメットを着けていると、外見からは見えづらくなります。

ビーニーは空気抵抗が1番良いため、実用性を重視したキャップです。

そのためか、シンプルなデザインのものが多いです。

おしゃれかと聞かれると、、、正直ダサいと思われます。笑

ビーニーでお店に入るのは、少し抵抗がありますし、、

性能重視の方の使用におすすめします。


気にしない

そもそも空気抵抗や深い前傾姿勢、バイザーは速く走りたい方が気にすること

レースに出場して結果を求める方は、突き詰めて考えるべきです。

しかしレースに出ない多くの方にとっては、必要がないことかもしれません

それよりもデメリットを気にせず、サイクルキャップの快適性を重視したほうがよいでしょう。



サイクルキャップをかぶって、快適ライドを

メリットをまとめると

  • 頭皮の日焼け対策になる
  • 汗が垂れるのを防ぐ
  • 日除けになる
  • 雨除けになる
  • おしゃれアイテムとして
  • 髪型が気にならない
  • 虫の侵入を防ぐ
  • ヘルメットが汚れにくい
  • ヘルメットのフィット感が良くなる
  • 防寒対策になる(冬用)


並べてみるとサイクルキャップには、本当に多くのメリットがあります。


特に日焼け対策は重要です。

全サイクリストに対策をお願いしたいほど。


また10のメリットを知っても、まだ使うか迷っている方もいるかも知れません。

そんな方は、ためしに使ってみるのも良い手です。

サイクルキャップは1000~2000円程度で買えるので、失敗しても大して損しません

自転車に乗っていないときでも使えますからね。


サイクルキャップには多くのメリットがあるので、ぜひ1枚は持っておきましょう

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